menu
スーパーマーケットでは国産野菜と輸入野菜のどちらも売られています。価格を見ると輸入野菜の方が少しお手頃。なんとなく国産野菜の方が安心だけれど、どちらを選ぶか迷ってしまいますね。
輸入野菜の量は年々増え続け、タマネギ、カボチャ、ブロッコリー、ショウガ、ニンニク、レンコンなどは輸入品が多く、このほか冷凍野菜や塩蔵野菜などの野菜加工品の輸入量も右肩上がりで増えていくとみられています。
そこで気になるのが、輸入野菜の安全性です。そもそも残留農薬や安全性はどのように調べているのでしょうか?
輸入される農産物の残留農薬の検査方法や、安全性について解説します。
日本国内には、空港や港に設置された32箇所の検疫所があり、食品衛生監視員によって検疫が行われています。
食品のモニタリング検査や、違反性の高い食品に対する検査を実施することで、輸入食品の安全を保っています。輸入後の国内流通時には地方自治体による市場の抜き取り検査も行われています。

引用元:厚生労働省:輸入食品監視業務FAQ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000072466.html
検疫所で行われる検査は、基本的に食品等輸入届出書に記載されている内容をもとに、以下の項目について審査します。
さらに違反の可能性がある食品については、変色、異臭、表示の確認、化学分析、細菌検査なども行われます。
輸入野菜は、書類審査が基本で、一部において検査を行う二重チェックが行われます。
厚生労働省によると、2014年の輸入届出件数は約222万件で、このうち8.8%にあたる195,390件を検査した結果、877件に違反が発覚し、積み戻しや廃棄、食用外転用などの措置が取られました。
検疫所の審査を合格した後、全国の自治体にある保健所や検査機関でも抜き取り検査が行われています。ここでは、食品添加物や残留農薬をチェックしており、国産・輸入食品を問わずすべての食品が対象です。
厚生労働省によると、2011年に行われた検査の結果では国内・輸入食品すべての食品4,365,095件のうち、農薬が検出されたのは全体の0.27%にあたる11,950件だったそうです。
農薬に対しては、輸入野菜の農薬が危険とか、発がんの原因になるというイメージを持っている方もいますが、日本に輸入される際には日本の基準をクリアしなくてはならず、外国産の野菜だから危険ということはありません。
産地がどこであれ、日本産と同じ基準を満たしていれば安全だと言えるのです。農薬の必要性や有用性も理解し、どう向き合っていくかが大切だと言えます。
■参考サイト 厚生労働省: 輸入食品監視業務FAQ