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一般的な野菜・果物の農薬の落とし方

農作物の残留農薬を落とす方法

ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素をたっぷり含む野菜。毎日の食事にたくさん摂り入れて、健やかな体を保ちたいですよね。

その反面、残留農薬の影響を心配する声も聞こえてきます。中国産の冷凍餃子の問題以降、食の安全を気にする人も増えているようです。農薬は目に見えないからこそ、しっかりと落としたいもの。

そこで残留農薬を効果的に除去する方法を知っておきましょう。

流水で洗い流す

野菜を調理する前に行う水洗いは、野菜に付いている泥汚れを落とすだけでなく、農薬を落とす目的も兼ねています。水洗いは正しい方法で行えば、効果的に農薬を落とすことができますが、その方法は意外と知られていません。例えば、野菜を洗うとき、ボウルに水を張って漬け置きするのはNGです。これでは農薬が再び野菜に付着してしまうからです。

このように、流水洗いひとつとっても正しい方法が存在します。野菜や果物を流水洗いする際のポイントや注意点をまとめましたので、ご参考ください。

流水で洗い流す方法の詳細はこちら

野菜用の洗剤で洗う

意外と知られていませんが、今よりも強力な農薬が使われていた昭和30年代頃には、台所用洗剤で野菜を洗うことが推奨されていました。現在は洗剤で野菜を洗うことに抵抗を覚える方が多いかもしれませんが、今販売されている台所用洗剤の中にも、野菜や果物を洗う用途を兼ねているものがあります。さらに、農薬除去を目的とした野菜用の洗剤も販売されています。野菜用の洗剤にはどのようなものがあるのか、効果や安全性を含めて解説します。

洗剤で洗う方法の詳細はこちら

重曹で洗う

料理や掃除で活用される重曹はアルカリ性の成分で、農薬を落とす効果があるとされています。これは科学的に立証されているわけではありませんが、多くの農薬は酸性のため、成分が中和されて除去できると考えられているためです。ただし、重曹洗いには注意点や、メリット・デメリットがあります。使い方や特性を理解した上で、実践してください。

重曹で洗う方法の詳細はこちら

その他の方法【下茹で・50度洗い・皮をむくなど】

上記で紹介した方法以外にも、簡単にできる農薬除去法をご紹介します。下茹で、皮むき、50度洗い、酢水・塩水洗いなど、今日から家庭で実践できるものばかり集めました。

下茹でや50度洗いなどその他の方法の詳細はこちら

そもそも残留農薬とは?

残留農薬は、野菜に残留している農薬を指します。農薬には500種類以上の成分があり、カビや病気を防ぐ殺虫剤のほか、農作物の成長をコントロールするものなど、用途もさまざまです。

大半は作物の上からまかれるため、表面に残りやすく、ほうれん草、トマト、キュウリなど地上で育つ野菜には、残留農薬が多い傾向にあります。一方、地中で育つジャガイモやニンジンなどの根菜類は、残留農薬が少なめです。

つまり、農作物の表面を取り除くように心掛ければ、残留農薬はかなり落とせると言えるのです。一般的に定着している流水洗いでも効果的に落とす方法があり、その方法を知っていればより安全に食事を楽しむことができます。

正しい知識を身につけることが大切

残留農薬を落とすにはさまざまな方法がありますが、野菜用の洗剤や重曹は着け過ぎると栄養素が逃げてしまうほか、誤飲した場合の危険性も指摘されています。

また、一時期ブームとなった50度洗いも温度調整や漬ける時間を誤ると、実際の効果が得られなかったり、野菜が劣化したりする恐れがあります。それぞれのメリット・デメリットや正しい方法を理解した上で実践していきましょう。

水素水という新しい方法も

今まで紹介してきた方法の他に、現在注目されているのが水素水という方法。やり方はとても簡単で、水素水に野菜や果物を浸けておくだけ。

水素水なので栄養が逃げ出す心配もないし、もちろん口に入れても大丈夫という他の方法のデメリットを取り除いてくれるという優れもの。

しかしどんな水素水でも良いというわけではないので、注意が必要ですよ!

※水素水による農薬洗浄試験で実証されているのはクロロタロニルという農薬です。