menu
健康志向が高まる今、自然栽培や無農薬野菜への需要も伸びています。なんとなく体に良さそう、安心・安全な気がする、というイメージがありますね。しかし、その表記の定義や信憑性について正確に知っている人は少ないようです。
栽培期間中に農薬を使わないで生産された野菜をさしました。「栽培期間中」なので、栽培する前に農薬や化学肥料を使っていて、それらが土壌に残っている場合でも「無農薬野菜」として扱うことができたのです。
栽培中に農薬を使っていないと判断できますが、完全に自然的な土壌から作られた野菜かどうかは分かりません。
このような経緯から、平成19年に農林水産省は「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」を発表し、「無農薬」という表記を禁止しました。
そして、農産物が生産された地域の慣行レベルとくらべて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物を「特別栽培農産物」と表記するよう定めたのです。
ちなみに、節減対象の農薬を使用しなかった場合は、「節減対象農薬:栽培期間中不使用」との表示となるのです。
減農薬野菜に関しても、基準となる数値や削減の割合が不明確なこと、減っているのは農薬の使用回数か残留量なのかが分かりにくく、定義が曖昧です。
無農薬野菜と同様に消費者への誤解を招くため、減農薬の表記は使用できないことになっています。
同じように、消費者への誤解を回避するために、無化学肥料、減化学肥料の語も使用できないことになっています。
無農薬野菜という表記が禁止されているにもかかわらず、今だに無農薬野菜として売られている農産物がたくさんあります。
そして消費者は無農薬=安全と思ってしまい、購入していることも事実でなのです。
特別栽培農産物は、普段行っているスーパーでは売っていない可能性がありますし、値段も普通の農作物とくらべると高めなので、手を出しづらい方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが水素水による農薬除去。流水洗いでは落としきれなかった農薬を、水素水の浸透力と還元力により、農作物の表面についた農薬を取り除く新しい方法となります。
農薬用の洗剤も売られていますが、野菜に洗剤を付けることに抵抗感がある方もいるかと思います。また、誤飲を防ぐため洗浄後に流水でしっかりと流さないといけない、という手間がかかります。
しかし水素水は飲み物としても利用できるので、誤飲の可能性や再度洗い流す必要がないのです。
■参考サイト 農林水産省: 特別栽培農産物に係る表示ガイドライン
※水素水による農薬洗浄試験で実証されているのはクロロタロニルという農薬です。